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小幡倫裕さん

日韓関係史・比較文化研究科

2015年10月10日号掲載

朝鮮通信使の歴史を学び
今の日韓関係に生かしてほしい

韓国の大学で日本文化や日韓関係などを教え、帰国後は、翻訳や通訳、執筆、講演会と幅広く活動している小幡倫裕さん。「朝鮮通信使」を主なテーマに、日韓関係史と比較文化の研究を続けています。

「今年は、日韓国交正常化50周年ですが、江戸時代にも両国の国交正常化がありました。その平和外交の象徴が、朝鮮通信使です。文人官僚を中心とする使節団が12回も日本を訪れているのです」

当時、東海道を江戸へと向かった一行は、静岡にも宿泊。その際、各地で文化交流を深めたそうです。

「清水区興津の清見寺には、通信使直筆の詩文や絵画、文書などが、数多く残されています。静岡の食や自然にも触れ、富士山を主題として読まれた詩文もあります」

韓国滞在時には、生活面で、多くの人に助けてもらったという小幡さん。

 「韓国語がある程度話せたということもありますが、日本人として特に大変だったことはありませんでした。日韓関係は、負の歴史で語られやすいのですが、事件と事件の間には、安定した関係を260年も維持していた時期があるのです。お互いの摩擦や対立を克服して今に至るという状況は、朝鮮通信使の時代と同じです。外交的な努力や文化交流があったからこそ、露骨な争いにならなかったという通信使の歴史を学び、今の日韓関係に生かしてほしいと思っています」

千賀由美子記者
おばた みちひろ
1969 年生まれ。静岡市在住。静岡県立大学国際関係学部卒業。日韓関係史・比較文化研究家。1995 年、韓国へ留学。
卒業後、韓国平澤大学校助教授に就任。2013 年、帰国。近世の通信使外交、相互認識を中心に、日韓両国の文化交流の歴史を研究。2015 年、翻訳書「朝鮮時代の女性の歴史―家父長的規範と女性の一生」を刊行

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