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佐野光世さん

組みひも作家

2015年10月24日号掲載

組みひもに携わって40 年
「日本の伝統文化の良さを伝えたい」

「組みひもというと、帯締めのことだと思われがちですが、帯締めとして使いだしたのは、江戸時代後期です」と語るのは、組みひも作家の佐野光世さん。

上野にある組みひも製造販売会社で、40年にわたり、正倉院御物の復元模造、研究やデザイン、制作に携わってきました。

「飛鳥時代に、大陸から渡ってきた組みひもは、服飾や宗教用具、生活必需品として使われ、身近なものでした。天然の草木で染めた上品で美しい色彩の糸で組んだ組みひもは、それぞれの時代を反映してデザインや色と形、用途が変わり、奥深いものです。組みひもに魅了され、あっという間の40年間でした」

「10月31日〜11月8日、由比にある地持院で杉山侃子さん、柴山好惠さんと三人展≠開催します。15歳の時に美術を通して出会い、それぞれの道に進んだ三人が、気が付けば、日本の伝統文化の良さを学び、伝えたいという気持ちで活動していました。時を経て、再び静岡で出会った三人の絵画、紅型、組みひもと三人三様の表現とその結びつきを楽しんでいただきたいです」

現在、組みひもの技術は、ネクタイやスカーフなど、モダンなファッションとしての広がりをみせています。

「まだまだやりたいことは、たくさんあります。今後は、もっと組みひもの魅力を伝える活動をしていきたいです」。佐野さんの瞳は15歳の時と同じ輝きを放っています。

河野陽子記者
さのみつよ
1943 年、静岡市清水区生まれ。
多摩美術大学油絵科卒業後、台東区上野の組みひも製造販売「道明」で、40 年にわたり、日本の組みひも遺品の復元模造や研究、デザイン、制作に携わる。現在、清水で制作活動中
10 月31 日(土)〜 11 月8 日(日)、由比 地持院で、
「伝えゆく美しいくらし 三人展」を開催
問い合わせ/TEL 054(375)2768
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