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中村典夫さん

駿河古文書会 副会長

2015年11月28日号掲載

“古文書”を自らの力で読み解き
未知の世界を知る

「学生時代から古文書に興味があり、大学が保管する地方の文書を借りてきて読んでいました」と話すのは、駿河古文書会の副会長を務める中村典夫さんです。

入会のきっかけは、同会の一般向けに開かれていた講座。「昭和50年に入会しました。長いですねえ」。高校で国語を教えていたという中村さん。「よその世界をのぞくというか、自分の知らない未知の世界を知るのは良いことだと思ったんですね」。

古文書は、先人が残した文字資料。書かれている文字のほとんどが“くずし字”で、例えば江戸時代、「あ」という文字も何種類もあったそうです。文章の前後関係を考えながら読んでいきます。

「古文書には借用書や田地証文などもあります。同じ証文でもどこか他と違うところがあるので、その意味や歴史上の位置づけを考えます。手紙や、明治以降の政治家などが記したものは難しいですが、くずし字に慣れ、自らの力で読み解くのがおもしろい。また、学校で教わる日本史も古文書を読むと、かなり異なり、市井の人たちの暮らしぶりも文書によって常識が変わってきます」

ところで、「駿州八助行状聞書」という古書があります。「八助は没落した主人一家の生活を支えた無私・無欲な人。この人柄が時の将軍の耳に届き、破格の褒章を受けました。この伝馬町に奇特な人がいたことを知ってもらいたいですね」。

編集長・松永恵理記者
なかむら みちお
浜松市出身。35 歳のころ「駿河古文書会」が主催する初心者向けの講座に出席したのが入会のきっかけ。趣味は多く、今はウオーキングで1 日7000〜 8000 歩を歩くそう
リビングカルチャーセンターでは、「『駿州八助行状聞書』で読みとく駿府の有名人」を、11 月26 日(木)、12 月3 日(木)に開講。「忠僕八助」を読み解きます。受講料は4320 円。
詳細は問い合わせを
TEL 054(205)4111
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