vol.1 焼津市


 白玉飴 

 白玉飴と書いて“たんきりあめ”と読ませる昔ながらのお菓子。今回は、焼津へ、たんきりと言えばココ!と評判のお菓子屋さんをたずねてみましたよ。
 場所は瀬戸川のほとり、海に近い150号線沿い。「昔はお正月になると獅子舞や三河座敷漫才がやってきて芸を披露したものです。この三河漫才の元禄4年の過去帳に、浜当目の飴屋という記述があり、それがうちの店」とご主人。元禄4年といえば1691年。今から300年以上も前から飴を作って商いしているという。
 たんきりの材料は水飴と麦芽糖と砂糖。「おじいさんの代には、家の柱にカギ型のくいが打ち付けてあって、そこに煮た飴を投げ架けては引く、架けては引くという手作業でやってました」。今は機械に助けられることもあるとはいえ、やはり力のいる仕事だという。さっそく頂いてみると、口溶けがとてもなめらか。そういえば、材料の甘味は、もとをたどれば、芋・麦・さとうきび。自然の素朴な滋味が口にやさしい。
 2月の虚空蔵尊のお祭りは、だるまの市が立つことで有名。13日はだるま納めのため、23日はあたらしいだるまを買うためのお祭りだ。昭和30年代の人出はたいへんなもので10万人を超えたほど。参道につながる瀬戸川の橋の上は人波で押しくらまんじゅう状態になり、川に落ちる人もいたらしい。焼津の春を告げるお祭りへ、縁起かつぎのだるま選びに出かけてみるのも面白そう。


取材協力
店名/飴屋河合
住所/焼津市浜当目2ノ1ノ1
営業時間/午前8時30分〜午後7時30分
定休日/水曜日
TEL054(628)2402



(02/01/26)
▲板状になった白い飴の固まりを、のみと金づちでタンタンと切っては売っている、縁日でおなじみの「たんきり」。一口食べて、火加減と素材にこだわるお店の味にファンが多いのもごもっとも!とうなづけた
▲お祭りのだるま市にちなんで生まれた「だるま最中」も評判。抹茶餡と大納言の二つの味が楽しめる
取材&写真/Team A*K


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