vol.20 静岡市


 こっこ 

 こっこ、と呼ぶより、親しみを込めてこっこちゃんと声をかけたくなる愛らしさ。静岡のお土産として、お茶やミカンに迫るほど、人気の高いロングセラーの蒸しケーキである。作っているのはミホミ。安倍川下流のほとりに建つ工場から、なんと年間200万箱を出荷しているという。
 「先代の社長が工場は水質の良いこの辺り、と決めてから、ずっとこちらで作ってるんですよ。こっこを蒸す水は地下水。南アルプス山系の安倍川伏流水を毎日地下から汲み上げて使っています」と、工場長の久保山泰利さん。すぐ近くに地下水を水道に使う静岡市の上水道があるのも、水が良いことの証し。こっこのおいしさは新鮮な玉子が基本、そして蒸し上げる水に自然の地下水を使っているのが決め手だった。そういえばお茶の繊細な味も、蒸す時に使う水に影響されると聞く。
 1日に1つは食べたい卵。その卵を使ったお土産菓子を作ろうと生まれて、すでに20年余り。一つずつ手作りのお菓子とはまた違う、食品メーカーが誇りをもって育んだこだわりが、こっこの根強い人気を支えてる。
 おなじみの黄色いこっこのほかに、ぬれ甘納豆を加えた抹茶こっこ、10月から2月にはいちごこっこも登場する。お買い求めは、キヨスク、サービスエリア、スーパーの名店コーナーで。静岡のおいしい水で蒸したお菓子、と自慢して贈りたい。

取材協力
こっこ
お客様相談室

TEL 054(283)9303

(03/10/11号掲載)


▲ふっくら感としっとり感がこっこの身上。黄色いこっこは1箱12個入り、抹茶こっこといちごこっこはぞれぞれ11個入りで、いずれも1000円 (税別)

▲ずらっとお行儀よく並んだこっこちゃん。この後ミルククリームを中に入れて出来上がり、包装されていく
取材&写真/Team A*K


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