vol.32 静岡市


 カステラ入り食パン 

 こんなにしゃれた食パンが、50年も前からあったなんて驚いた。クラッセ清美軒のカステラ入り食パン。卵色した角切りのカステラが、モザイクのように食パンに散りばめられている。お店は創業51年、当時から作っているという。
 焼きたてを撮影させてもらったが、袋を開けたとたん、ぷーんと良い匂いがする。きめが細かく、独特のしっとり感はただものではない。水分が飛ばない焼き方で、カステラの旨みを逃がさないのがコツ。ご主人によると、
そのまま食べても良いし、トーストしてバターをのっけても良い。カステラにバターがとっても良く合うのだとおっしゃる。春の朝食になんともお似合いではありませんか。はたまたおやつに、トーストして小さく切ってバターとはちみつでいただいてもおいしそう。
 昭和20年代、30年代といえば、普通の日本人の暮らしはまだまだ貧しかった。小学校の帰り道、パン屋さんの排気口から出る、パンを焼く甘い匂いをクンクンとかぐのが楽しみだった。あのころから、こんなステキなパンがあったんだなぁと思うと、ちょっぴり悔しい。

店名/クラッセ清美軒・日赤店
住所/静岡市追手町44-5日赤病院別館1階
営業時間/午前8時〜午後7時
(土曜は午後6時まで)、日曜定休
TEL 054(273)8989

(05/03/26号掲載)


▲毎日11時ごろに焼き上がる。人気商品なのでお早めに。1斤260円。パン作りに使う水は、カルシウムやミネラル22種類も含んでいる


▲オリジナルのパンはどれもおいしそう! 窓際に小さなカフェテーブルが並び、パンとお茶をこちらでいただくこともできる
取材&写真/Team A*K


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