冠ことば活用推進委員会が
“静岡市のアピール”に参画
「次回ミーティングの希望日を、各自メールでお知らせください」「先日の作業の結果を報告します」。この夏、冠ことば活用推進委員会メンバーのパソコンには、山のようなメールのやりとりが。内容を読むと、一人一人が本職の合間をぬい、割りふられた仕事を着々と進めているのがわかります。メンバーは、秋の全国都市問題会議の準備に、市民として参画することになっているのです。
メンバーが、最初に全国都市問題会議のことを知ったのは、5月のこと。冠ことばの普及策を探るために実施した座談会に、静岡市都市経営課長の加藤正明さんが参加。「会議での静岡市のアピールについて、市民から提案があれば聞かせてほしい」という話が。そこで、これは冠ことばを発信するチャンスだと、早速に企画案を考え始めました。「静岡市の魅力を冠ことばを核にして、市民から発信するにはどんな手法があるだろうか」。そして市民ならではのアイデアが評価され、協働を依頼されました。では、冠ことばを核にした市民による静岡のアピールとは、どんな内容なのでしょう。
冠ことばを核に静岡市の魅力を発信
推進委員が制作ロゴマークDVD
全国都市問題会議の開催日が近づくころ、静岡駅や市民文化会館周辺で盛んに目に付くようになるはずなのが、このロゴマーク(下)です。
これは活用推進委員会が、冠ことば“色・豊かなまち静岡”をデザイン化したもの。制作の責任者となった村井裕さんは、「さまざまな色の水玉模様は、静岡市の特徴である豊かさを表しています。たとえば、赤は歴史と伝統文化、黄は農産物、青は清流や駿河湾などを表現しています」と説明してくれました。
一方、会場では会議開始前に、静岡市を紹介するDVDを流すことに。このDVDも活用推進委員が制作するもの。「静岡市は東西だけでなく、南北にも奥が深く、時間や季節によっても多くの表情をもっています。この街に暮らす私たちだからこそ知ることができる、“色・豊かなまち静岡”の魅力を紹介したい」。静岡市ならではの美しい風景や風物を、市民の視点で拾い上げる作業が続いていました。
今回の会議への参画について感想を聞くと、「静岡市の魅力を冠ことばで発信するという活動は、やはり市民の力だけでは難しい。今回のように行政と手を携えて発信できる機会がもっと増えてくれば。また、市民が自分の街の魅力をアピールすることの意義を考えれば、もっと多くの市民に活動に加わってほしいと思いますね」。
心に残る静岡流のおもてなしを
一方、「冠ことばをまず、県外の人に知ってもらいたい。大事なのは、聞いた人がしっかりと受け取り、心に刻んでくれること。そのためのアイデアをカタチにするのが難しかったですね」と言うのは、鈴木美津子さん。
鈴木さんたちは静岡を訪れる人々に“静岡流のおもてなし”をすることで、冠ことばのフレーズを紹介することを企画。
「ただし私たちが一人一人をおもてなしすることは不可能なので、メッセージなどを送る方法をとりました。こだわったのは、会議をオンの状態だとすると、オフのタイミングに、しかも一人になれる空間でメッセージが伝わるようにすること。読んでいただけるよう、内容もかなり工夫しました」
「市民ならではのウエルカムな気持ち、心を届けたい。アイデアにはちょっぴり自信がありますよ」。メッセージが届くのは、2日間で3回。どんなメッセージが届くのか、楽しみです。
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