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蒲原独自の駿河裂織を復活。地域密着の文化活動を展開

NPO法人駿河裂織倶楽部(お休み処)代表 朝原智子さん


 県内各地で優れた文化活動を行う団体を表彰する財団法人静岡県文化財団主催の「地域文化活動賞」。今回はNPO法人駿河裂織(さきおり)倶楽部が受賞しました。
  駿河湾から吹いてくる潮風を利用して布を裂き、細い毛糸を1本加えて織る、蒲原に昔から伝わる駿河裂織。素朴で柔らかな独自の風合いが魅力ですが、倶楽部代表の朝原智子さんは「ぼっこ織」と呼びます。
  「もともとは地元のおばあちゃんが織っていた家のボロ(ぼっこ)布のリサイクル。だから材料には新布ではなく、使わなくなった布団地や着なくなったTシャツなど、古いものこそ使いたいですね」
  活動拠点は市から委託を受けた「お休み処」。本陣前の元旅籠を再利用した建物は、安政地震によるゆがみや上がり間の通路が残り、その名の通りホッとできる場所です。
  店頭に地場産品が並び、店の奥では駿河裂織、フレミッシュ織、藍染、銀細工、陶磁器絵付、手作りお香など、多彩な体験ができます。「歴史や伝統を守って次の世代に伝えることは大事ですが、これからの展望も大切。織を通して、伝統プラス自分の文化も提案していきたい」。朝原さんの夢はふくらみます。
  お休み処で季節ごとの地域密着事業を継続的に行う一方、小・中・養護学校での出張活動や古布の再生などを通じて、外国との交流を積極的に展開する駿河裂織倶楽部に注目です。
(佐藤伸枝記者)


プロフィール
あさはら ともこ
静岡市清水区蒲原在住。全国裂織協会理事、SBS学苑講師。駿河裂織倶楽部の一員でSBS学苑講師でもある長女の通恵さんの家族との三世代家族。10月2〜8日には、恒例の県立美術館での駿河裂織、フレミッシュ織の展示会を予定。「お休み処」での体験希望および問い合わせは
TEL:054(385)7111まで。月・火曜休館


(07/05/19号掲載)


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