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昭和20年代の静岡駅前のシンボルだった「富士山ネオンアーチ」。年配の人には懐かしい風景なのかもしれません。そんな戦後復興期の古き良き静岡を写した一冊の写真集「刻(とき)は流れて」(羽衣出版)がこのほど自費出版されました。出版したのはアマチュア写真家の海野幸正さんです。「僕の集大成ともいえる作品。この写真集を見て、当時のことを思い出した、懐かしくて涙が出てきたなどという手紙が寄せられて、うれしいですね」。
学生時代からカメラに興味があったという海野さん。昭和27年、静岡市教育委員会主催のカメラ教室に参加し、大崩海岸で撮影した親子の写真が見事入選。「先輩方がたくさんいる中で、僕が選ばれるとは思わなかった」。それから一気に写真の魅力に引き込まれたのだそうです。
平日は仕事、週末はカメラマン。働いていた会社のカメラ仲間と同好会を立ち上げ、全日本写真連盟静岡支部などに加盟。それらの功績が認められ、昭和48年には静岡県文化奨励賞を受賞しました。
7月3日(火)〜8日(日)に「海野幸正写真展“刻は流れて”」を開催。7月4日(水)、6日(金)、7日(土)の午後2時からは「写真教室」も行われます。「写真の楽しみを知ってもらいたいですね。また、写真に関する質問も受けるので、ぜひ来てもらいたいです」と海野さん。今から想像できないほのぼのとした街並みに思いをはせませんか。
(松永恵理記者)
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