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明治期に静岡浅間神社の「廿日会祭(はつかえさい)」で使われ、後に浜松市雄踏町の浅羽自治会に譲り渡された山車(だし)が、このほど100年ぶりに里帰り。7月7日(土)、午前9時から開催される催しでは、青葉イベント広場で行われる式典を皮切りに、中心市街地を巡行、浅間神社まで盛大な引き回しが行われます。
「大御所四百年祭を盛り上げたいという気持ちが強かったです」と語るのは、イベントを企画した、静岡浅間木遣(きやり)保存会会長の海野忠夫さん。
「知人から、『雄踏町の山車は静岡のものだった』と聞き、歴史を調べていくと、かつて浅間神社で使われていた山車で、札の辻町ほか7町が所有していたと判明。早速、雄踏町の浅羽自治会に貸し出しを依頼し、市民参画事業『和彩優楽』の一端として、このイベントが実現しました」。
勇壮な山車は、欄干と神体が上下する「江戸型」で、高さ約6m、幅約2m、全長約3m。龍や鳳凰(ほうおう)などの華麗な彫刻が施されています。「かつて、自分のひいおじいさんたちが引いた山車を、現代の七間町の子どもたちに引いて欲しいです」と、熱い思いを語る海野さん。
「山車と保存会の威勢のいい木遣り、雄踏町の住民によるラッパ隊、笛、太鼓のにぎやかな練りで静岡市民を驚かせたい。静岡と浜松の市民が一緒になって、楽しみたいですね」と粋な笑顔を浮かべます。
(長谷川史記者)
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