| 「箏(琴)を始めて55年、二胡(胡弓)に携わり10年。この節目に静岡県と浙江省の友好提携25周年が重なり、民族楽器を通して、伝統芸術の交流を続けてきた私にとって、記念になるイベントが開催できることに」と語るのは、西泉流二胡協会会長で箏曲枝の会会長の西田京子さんです。
定期交流の中で、浙江省中西部、蘭渓市の三国遺跡で有名な「諸葛八卦村」を訪れる機会も。「毎年春と秋に行われる祭祀行事に遭遇し、代々続いている民族風習にも感動。諸葛孔明伝来の文化も静岡の人に観てもらえる公演にできれば」と思うように。その思いが、11月29日(木)に静岡市民文化会館で開催される「日中友好伝統芸術交流会」で実現します。
公演には中国から、諸葛八卦村直系子孫や作曲兼揚琴(やんちん)演奏家、杭州市武術家が来静。日本の太鼓や尺八の演奏とともに、揚琴と二胡による「江南春色」、大正琴による「賽馬」を披露。また同協会による「光明行」(中国の曲)の演奏が。そして琴や尺八の音色と歌が楽しめる「秋の韻」「五丈原の曲」(土井晩翠の作詞)、音楽に合わせた中国伝来の武術など、日本と中国の民族伝統芸術が楽しめる内容です。
来年は、さらに交流の枠を広げたイベントも企画中とか。アジアの風土が育む悠久の歴史が、西田さんたちの活動で伝統民族楽器を通した「一つ」の音楽として、私たちの心に届く日も楽しみです。
(南條亜紀子記者)
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