| 「毎日のように旧五十嵐邸に通う私でも、この作品の視点とセンスに驚きました。このような形で建物を後世に伝え残していければうれしいですよね」。やわらかな笑みを浮かべ語るのは、「NPO法人旧五十嵐邸を考える会」理事長の吉田純子さんです。
この作品とは、フォトコンテスト「しずおかのロマンを探そう」(しずおかのロマンを探そう会主催)の昨年のグランプリ受賞作品。「大正3年開業の、五十嵐歯科医院の診察台を写した写真。陰影の妙やこの空間で交わされた昔の会話が聞こえてきそうです」。
1枚の写真が、平成11年の会発足以来、同邸の管理や維持に関わり「蒲原町の歴史や文化を伝え残す貴重な建物として、市民(当時は町民)が中心となって活動。今では、子ども対象に行われる昔の生活体験、春と秋のミニコンサート、講演会・展示会の文化的事業など、自主事業を展開中」という同会のさらなる励みにつながったようです。
そして、県中部に現存する歴史的建造物が対象のこのコンテスト。今年も作品募集中(5月31日まで。四つ切りかA4版、応募者本人が撮影し、画像加工していない未発表作品)。
「表彰式、写真展オープニングコンサートを6月28日シ、午後1時から同邸で開催。入賞作品は、巡回展で見ることができます。県外からも応募作品が届いています。ぜひみなさんご参加ください」
(南條亜紀子記者)
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