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「地場産業を支える職人を育て、オリジナルの家具を提供したい」
インテルナ南條 代表取締役 南條廣二さん


「インテルナ南條」は、趣味の良い木工小物から、どっしりとしたオリジナル家具まで、幅広い製品を生み出すことで知られ、全国のデパートで製品が紹介される家具メーカー。雑貨・家具の「パリの雑貨屋」、特注家具の「和楽」も営業。1男2女の父。趣味はドライブ。いろいろな店を訪れるのが好きという、好奇心あふれる60歳
 静岡の家具産業は今、過渡期を迎えている。そう指摘するのは創業18年という若い家具メーカー「インテルナ南條」の代表取締役・南條廣二さん。南條さんが社運をかけて着手したのは、「本物の家具を一から作り上げる若手職人の育成」。南條さんの目指すものとは何なのでしょうか?

「戦後、社会には大量生産の時代がやってきました。職人の世界からは"徒弟制度"が消滅。静岡の家具産業もホゾ組みからダボ組み構造に変わり、大量生産に乗り出したのです。安価な家具も輸入されるようになって、今静岡には60〜70歳代の家具職人を最後に、後継者がいなくなってしまった。人間が手から物を作りだすことは、すべての原点。静岡の地場産業の将来のためにも、後継者を育てたいと考えています」。南條さんは7年前から、家具作りへの意欲を燃やす若者を市内外から募集。現在、2人の女性を含む7人が技術を磨いています。彼らの目指す道は同時に、会社全体の進むべき道でもあると南條さん。その目指すものは?
 「最近、家具の消費に二つの側面が見られるようになってきました。長持ちしなくても安い家具を求める人と、高価でも本当に良い家具を探す人。私たちは、衣類を選ぶのと同じように、その人にぴったりあう一点ものの家具を提供したい」。さらには古来から伝わる伝統技術や意匠の復刻にも着手。「本当に良いものは時代を越える。物づくりの歴史は引き継いでいくべきだと思います」。
 そして今、7人の若手職人が初めての作品展を開くことになりました。「職人としてはまだ未熟ですが、やがて彼らの時代がくるでしょう。大いに期待しています」。

NEWS
温もりの家具
〜わらしな路傍の七人衆〜
9月30日(木)〜10月6日(水)
新静岡センター ギャラリーPLUS
南條さんの育てた若手職人初の作品展。材料選びからデザイン、制作、会場手配まで、休日を返上して手掛けた小箱や椅子、時計、テーブルなどが並ぶ。即売も
TEL 054(651)3680
(04/09/25)

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