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顧客からも、社員からも愛される、静岡の“地域一番店”をめざす
静岡伊勢丹 代表取締役社長 黒澤慶一さん

 慶應義塾大学を卒業後、1971年に伊勢丹入社。新宿店での婦人服営業や松戸店営業統括部長を経て、1999年、ジェイアール京都伊勢丹店長に。その後、イセタン・シンガポール社長などを経て、今年2月、静岡伊勢丹社長に就任。57歳。
 他百貨店に加え、郊外には大型スーパーが相次いで出店。一方でネットショップの台頭など、静岡市でもここ数年で生活者の購買スタイルが大きく様変わりしています。そんな中、老舗百貨店「静岡伊勢丹」に新社長が就任。今回のトップインタビューは、この2月、静岡伊勢丹のトップに就いたばかりの黒澤慶一さんに、地域性を踏まえた静岡伊勢丹としての戦略、商店街との実りある共存関係など、21世紀のデパートに課せられた役割についてお聞きしました。

NEWS

静岡伊勢丹
「日本の美味しいもの展」
3月30日(木)〜4月4日(火)

北海道から鹿児島まで、日本各地を代表するおいしいものが静岡伊勢丹に大集合する「日本の美味しいもの展」。春にふさわしく「さくら」をテーマにしたスイーツや総菜が豪華にそろうとか。また、各地の名物弁当や伝統の銘菓まで、さまざまなご当地ものも用意され、楽しみはさらにひろがりそうです。8階大催事場、午前10時〜午後7時30分(最終日は午後4時まで)、期間中無休。
TEL:054(251)2211

 「百貨店の集客力は利便性だけでは決まりません。買い物以外のプラスアルファをいかに提供できるか、これが重要です」と新社長の黒澤慶一さん。静岡伊勢丹は、静岡市内では駅から最も遠い位置にある百貨店。そこにはどんな戦略があるのでしょう。「いかにすぐれた百貨店でも一店だけでは顧客を集めることは難しい。その点、地元商店街が発展し、活気ある通りの中心で店を構えられる私たちは恵まれています」ときっぱり。取材当日も同店の「花々祭」と商店街が連動する、見事なコラボレーションが展開されていました。
 「伊勢丹の魅力はきめ細かなサービスです。各売り場に専門家を配したのも、少しでも需要があればこたえてきた『顧客第一主義』の伊勢丹らしさから。ほとんどの日系百貨店が撤退するアジア各都市でも伊勢丹が成功できたのは、この理念があったからです。静岡でも期待以上のサービスを提供することで、お客様を笑顔にする店づくりをめざします」と宣言。今は社長自ら店内を歩き、お客の目線で売り場をチェックするのが日課になっているそうです。
 また社員についても、「百貨店の顔であるスタッフ一人ひとりが仕事を楽しいと感じてくれれば、静岡伊勢丹という場所はお客様にとってもすばらしく楽しい場所になるはず」と意欲を見せてくれました。同店が唱える“おもてなし地域一番店”は、顧客にも、社員にも愛される居心地のよさにあるようです。

(06/03/31)

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